TOP就活ヒント

就活アドバイス41:私が就職した最初の二年間は地べたを這いまわるように地方(三重県四日市)で小さな商店を回る広告取りの営業をした。いつでもああいう仕事に戻れるという気持ちはその後の自分の”自信のような物”になっている。自分の意に沿わない経験も必要ということか。


就活アドバイス42:JALは就職人気ランキングで2009年まで4位くらいにいたらしい。学生の就活人気企業というのはちょっとした情報できわめて変わりやすいもの。一応は知っておいたほうがよい。

就活アドバイス43:面接で肝要なことはいかにして自分の話を面接官が楽しめるよう展開できるか。「正しい」こと「差しさわりのないこと」を言ってもしょうがない。面接官が「この人の話をもっと聞きたい」となるのがベスト。普段から面白いエピソードを集めておくこと。

就活アドバイス44:ゼッタイに内定を獲得するコツ。あなたがその会社で働いたら業績を上昇させることができるならOK。しかしそうした判定を下す能力を会社は普通もっていない。だからあなたがそうした能力を持っていると「知覚」さえしてもらえればよいのだ。

就活アドバイス45:会社での出世について。下層管理職の場合は仕事ができるかどうかが大事だが、ある程度以上偉くなる場合は、自分のボスの「引き」が重要。つまりボスが引き揚げたい人になること。ヒラメ(=上にしか目がついてない)と言われることを気にしてはいけない。

就活アドバイス46:面接担当者から逆に「質問はありますか?」と聞く時がある。「給料はいくらですか?」は???だが、「御社のCSRはどうなっていますか?」と聞くのもややわざとらしい。自分がその企業に本当の関心と知識があると思わせる質問が良い。

就活アドバイス47:就活人気企業に聞くと「本当にわが社に関心があるかをじっくり見極める」と言う。食品ならば徹底的に食品に切実な関心をもっているか。単に「食べるのがスキ」はダメ。また単に物知りというのではなく、学生のレベルでマジメに研究しているその態度が問われる。

就活アドバイス48:何か自分のアピールを話したら、その具体例をすぐに話すこと。「私はリーダーシップがあります」ならばどのようにそれをサポートする「エビデンス」を具体的かつ詳細で関心を引くような事例を出してほしい。「サークルで副幹事をしていました」というのは最悪。

就活アドバイス49:自分の強みは少なくとも二つ。できれば3つくらい用意したい。ひとつは大学の外で、もうひとつは大学の中で、が望ましい。前にも書いたが自分が打ち込んだ大学の勉強も語ったら良い。

就活アドバイス50:新聞記者になった私のゼミの女性は、大学時代に代議士の秘書アルバイトをし、マーケティングゼミで活躍し、さらに大学のマスコミ塾で修業した。こうした3つの武器があるのは強い。

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