「商品開発とブランド管理」
新製品開発で成功するための10ヶ条
  2012.7.25 鈴木宏衛      

1課題解決に巧みになる
課題解決の手順 @課題の確認A問題点の洗い出しB解決すべき問題点の絞り込み
C解決手段を案出D提案作成

2ブランド・商品開発の手順を知る
@商品ジャンルの設定 A消費者インサイト(消費者の本音を探る)Bアイディア発想   
Cアイディアスクリーニング(開発可能性、ターゲット適合性、優位性、コスト性、
総合判断)D商品コンセプトの作成 E商品コンセプトの評価 Fマーケティング戦略の立案
G事業経済性の評価(損益分岐点)H開発とテスト

3消費者を知る
(1)ニーズを知る
・潜在ニーズと顕在ニーズと分けて理解する
・マズローの5段階で捉える @生理的欲求(生存に直結するニーズ)A安全欲求(肉体的、精神的に安全でいたいニーズ)B親和欲求(所属)他人と協調したいC自尊欲求(他人から尊敬されたい)D自己実現欲求(自分自身の理想を追求するニーズ)
(2)価値観を知る 「人々が行動・思考の際の判断基準とする永続的なものの考え方」
変革重視、保守志向、自己超越志向、自己成長志向の4タイプに分かれる
「変革重視」は@創造的な生活Aエキサイティングな生活B生活エンジョイ、「保守志向」は
@伝統志向、A安定志向「自己超越」は@環境重視・公正重視A寛容さ・他人重視B他人と
同調、「自己成長」は@成功する人生Aリッチになる生活に分けられる。
(3)ライフスタイルを知り、ターゲットのライフスタイルに合った商品を開発する
@積極的伝統派A自己超越派(社会志向)B自己成長派(成功志向)C同調派
D雷同派E「つましい」派に分かれる

4消費者行動の流れを知る
 ニーズの段階→情報検索の段階→選択の段階→購買の段階 各段階で選ばれる商品を開発する

5商品のベネフィットを知る
商品特性とベネフィットを考える
商品機能(画素数)   商品ベネフィット(クオリティの良い写真が撮れる)
消費者のニーズ(いい写真を撮りたい)
ベネフィットの種類 @機能的ベネフィット ex(カフェ)おいしい A情緒的ベネフィットex 豊
かな気分になるB記号的ベネフィットex センスが良いと他人から思われる

6戦略的に考える(マーケティング)
Tターゲット 誰を狙うか
Cコンセプト どんな価値を提供するか(=ベネフィットの中で最も重要なもの)
Pポジショニング ポジショニング軸(製品特性に基づく軸、ベネフィットに基づく軸、
用途に基づく軸)
7ブランド化する
@ブランド認知を高めるAブランドへのこだわりを作るB高品質感をつくるCブランドの連想を増やすDブランド要素全体(ロゴ、ネーミング、パッケージ、デザイン、広告)で強いコミュニケーションをする

8発想手法に慣れて、アイディア発想力を高める
(1)ブレーンストーミング
(2)オズボーンリスト ・転用 他に使い道はないか? ・拡大する ・縮小する
・代用 ・逆にする ・組み合わせる
(3)強制結合法 無関係な二つのものの組み合わせからアイディアを出す

9プレゼンテーション力を高める
 筋道立った提案、魅力的なコンテンツ、演出力(アイコンタクトとジェスチャー、滑舌)

10「人とは違うあたらしいもの」を生み出すという信念と「説得する強い気持ち」