国際企業論
 海外のコマーシャルを通して文化の違い、経営の違いを知る

授業の目的およびねらい
女性の異文化対応力が求められる時代に
 この授業は海外、日本のテレビコマーシャルを見ながら異文化や海外の企業文化を体験的に学ぶものである。これからの時代、女性は、どのような企業で働こ うと外国人と働き、異文化とのバリアに遭遇することになる。『広告はその国の文化を最もよく反映する』という事実に沿って異文化理解を進める。
国際化が進むと企業における人間関係はどうなるか
 また日本と外国では、企業における人間関係や仕事のあり方が異なるので、国際経営管理論の内容も含めつつ、授業を通じて異文化知識、異文化スキル、経営 知識が得られるように考えている。具体的には、
1文化、企業文化を広告を通して理解する。
2異文化企業で働くこと、あるいは国際企業と将 来ビジネス関係を持つことを前提に適切な意志 決定、行動、コミュニケーションができる知識を学ぶ。
3異文化対応のスキルを獲得する。
授業の概要
【授業の進め方】
授業はテレビCMを中心に展開ディスカッションやプレゼンテーション歓迎
 授業は講義、テレビコマー シャル視聴、ケーススタディのディスカッションなどで構成する。講義は、一方的な知識の伝達ではなく、双方向的に質問に対して答えたり意見をいったりする 欧米型の授業を行い、思考能力、発表能力を高めることも目指す。また希望者にはプレゼンテーションの機会があり、ビジネスで必要なコミュニケーション能力 を獲得することができる。
 授業の最後にはコメントシートを提出する。コメントシートの意見や質問にはシート上でフィードバックをするとともにあ るいは授業内で回答を行う。
授業計画
1 CMに見る日本と異文化(異文化とは)
2 異文化の特徴 (文化類型と企業文化)
3 CMに見る「上下の格差」  (権力格差に関わる価値観)
4 CMに見る「ジェンダー」(男性主義、女性主義に関わる価値観)
5 CMに見る「集団主義と個人主義」
6 CMに見る「不確実なことを避けようとする文化」
7 異文化と日本企業文化の対立
8 CMからみる米国企業と文化
9 CMからみるフランスとイギリス
10 CMからみる ドイツと他の国
11 CMからみる アジア
12 プレゼンテーション(希望者)、文化と消費とマーケティング
13 国際化にどう対応するか1
14 国際化にどう対応するか2
評価方法
1定期試験(60%)試験の内容はケース分析と選択問題の予定
2参加点(40%) 参加点は、パーティシペーション(1回5点)と出席
(出 席点は皆勤35点、以降1回欠席ごとにー5点、ただし5回欠席した場合は失格)
3プレゼンテーションをした学生には、内容に応じ30-50点の間 で加点。